18.2. DOI 管理

著者

Benjamin Leinfelder

日付

• 20130307 [BRL] DOI 文書の最初の素案

目標

insert/update の際に EZID サービスを用いて DOI で識別されたオブジェクトを 登録する。

要約

Metacat は DataONE Member Node API を通じて UUID, DOI の枠組みを使用して 識別子を生成する機能を持っている。クライアントがこの方法を用いて DOI を生成した後、Metacat は、そのDOI が EZID/DataCite に登録されて 最新に維持されることを保証しなければならない。

18.2.1. DOI の生成

Metacat は EZID サービスを使って DOI を生成（「鋳造」）し、 その識別子をクライアントに返す。 その識別子は、その Metacat インスタンス用に設定された名前空間 (shoulder) （訳註・EZID では名前空間のことを shoulder と呼んでいるらしい。 以下、単に名前空間と訳す） に対して ユニークであることを EZID によって保証される。 その Metacat インスタンスは、EZID サービスを利用するために 有効な EZID アカウントを持たなければならない。

その DOI を CN （訳註・ DataONE の Coordinating Node のこと）に 予約することを試みることはない。なぜなら ユニークな名前空間と、その名前空間のもとで ID を生成するための特定の EZID アカウントは、 Metacat に設定されているからである。

DOI は、以下の metacat.properties が設定されている場合にのみ 生成される。

Metadata Field	Source or value of metadata
guid.ezid.enabled	true (default, false)
guid.ezid.username	<EZID account> (default, “apitest”)
guid.ezid.password	<EZID password> (default, “apitest”)
guid.ezid.doishoulder.1	<EZID shoulder for home server> (default, “doi:10.5072/FK2”)

18.2.2. DOI の登録

DOI 付きのオブジェクトが DataONE API を使用して Metacat に投入/更新された時、 Metacat は、そのオブジェクトの情報に基づいた適切なメタデータとともに EZID を供給する。

以下のメタデータは、AccessPolicy に「誰でも閲覧可」ルールを含むように指定された オブジェクトに対して提出される。 同じメタデータは、 CN 上での SystemMetadata の変化について通知を受けた時に、更新される。 新しいオブジェクトが追加された時(MN.update())、 新しいオブジェクトのメタデータが追加されたかのように 古いオブジェクトのメタデータが更新される。そのどちらも EZID API を通じて なされる。

Metadata Field	Source or value of metadata
dc_identifier	the DOI value
datacite_url	the MN /object URL
dc_title	collect from EML; or default to “[Meta]Data object” depending on type
dc_creator	collect from EML; default to SM.rightsHolder
dc_publisher	Member Node nodeId or nodeName
datacite_publicationyear	collect from EML; default to SM.dateUploaded
datacite_resourcetypegeneral	“Dataset”
datacite_resourcetype	one of “metadata” or “data”
datacite_format	SM.formatId
datacite_relatedidentifier_ispreviousversionof	SM.obsoletedBy
datacite_relatedidentifier_ispreviousversionoftype	“DOI”, if above exists
datacite_relatedidentifier_isnewversionof	SM.obsoletes
datacite_relatedidentifier_isnewversionoftype	“DOI”, if above exists
datacite_relatedidentifier_ispartof	ORE DOI or MN /object URL
datacite_relatedidentifier_ispartoftype	“DOI” or “URL”, if above exists

18.2.3. 非推奨 Metacat API のための DOI 登録

以下のような形式の識別子でオリジナルの Metacat API を使用して オブジェクトを投入/更新すると、

scope.docid.rev

（例えば、 “smith.1.1”）、次のような形式の DOI になる。

<configured doi shoulder>/scope.docid.rev

（例えば、 “doi:10.5072/FK2/smith.1.1”）。そして、 オブジェクトが DataONE API を通して提出された時に、 同じメタデータが登録される。